小野市長確約書問題
明るい伊東 号外 2021年7月4日 日本共産党伊東市委員会発行
小野市長によるメガソーラー業者との確約書締結について
6月28日、小野市長は定例会見において、八幡野地区で建設を進めるメガソーラー事業者との間に、河川占用許可に関する確認書が存在することを認めて市民に謝罪しました。
事業者である伊豆メガソーラーパーク合同会社は、伊東市が「事業地内の河川(八幡野川)の占用を許可しなかったことは違法である」として、市を相手にその取り消しを求める訴訟を起こしていました。
ところが小野市長は、係争中であるその事業者との間で「控訴棄却(敗訴)となった場合は河川占有を許可する」旨の確約書を2月9日付で取り交わしていたのです。
二審(控訴審)の判決は4月21日に出されましたが、その2カ月以上も前に、裁判の相手とこのような約束を交わしていたことになります。
こんなことが許されていいのでしょうか
伊東市では前市長が収賄事件で罪に服しましたが、その前市長を一度は市の特別顧問にした現・小野市長もまた、市民に対する重大な背信行為を行ったと言われても仕方ありません。
議会開会中であったため、最終日の6月30日にはこの問題に対して市長からの説明があり、質疑が行われました。
☆そのなかで、明らかになったこと・確認できたことは・・
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確約書署名は、1審で市が敗訴したあと、市長から業者に対して、賠償金を請求するかどうかを確かめ、多額な賠償金を請求される心配が出てきたため、市民に迷惑を掛けると慌ててしまった。弁護士や副市長、関係職員と協議もせず、単独で署名をした。(文面は事業者が作成、市長公室において実施された)
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この確約書締結以前にも10数回の非公式な業者とのやり取りが行われていた
○2審の東京高裁の判決では、1審と違って「市長の裁量権の逸脱」などは認められないとされたことから、賠償の心配もないと考え、確約書は取り消すことを業者側に通告した
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確約書は川の占用について再度審査していたため、情報公開請求を断わられた市民がいたが、今後は全文公開する。
☆私たちはこの問題が、「市民が主役」と語る市長の公約の精神にも反すること、また佃前市長の土地購入を巡る収賄事件の際、2度とこのような不祥事を起こさないために十分な庁内の討議と討議記録を残すという議会からの提言が活かされていないことも重視し、特別委員会を作るなど、この問題の真相究明をさらに進めて行きます。ぜひたくさんの声をお寄せください。
2021年7月1日
日本共産党伊東市議会議員 重岡ひで子 佐藤たつひこ
(090-3153-1711)(090-3442-6187)
◆問題発覚から6日後、私たちは上記の声明を発表し、議会内外で多くの市民と共同して運動しています。